子育て中、ちょいちょいやってくる『コラーーーーーーっ@△%)!!!』という瞬間。
息子の荒れ狂い期に寛大な心で対応できず、こちらも便乗して荒れました。
・・・あぁ、これが先人たちから聞いたことのある、子どもに怒鳴り散らすという行為か。
後に襲ってくるのはとてつもない罪悪感と疲労感。そうだ、私は大声を出すと喉が腫れるんだった。
負の感情を叫ぶと喉から寿命が漏れ出ている・・・と感じるほど、明らかな衰弱を見せました。
イカン、これでは誰も幸せにならない。何とかせねばとトチ狂った結果、『大声を出せる壺』というものをネット検索した私!
本当に商品を見つけた時は、同じ空の下に存在する同士たちの存在を感じたものです。
(レビューを見たら声が結構漏れると書かれていたので、あくまでパロディ品)
・・・そんな時、救いある悩み相談記事を発見し、活路を見出しのたでご紹介します〜。
『鴻上尚史(以降・神)のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋』という連載。(⇨全文はこちら)
年配者から問いかけられるコッテリ重めのテーマから子育て云々の身近系まで、幅広いお悩みに巨大なる包容力で回答してくれる。
同じく子どもに対して怒りすぎて落ち込んでしまうという、3児の母からの悲痛な叫びが寄せられていた。
3児の母・・・1人でもヒーコラしているのに、3人て大変よ。そんな瀕死の彼女に対し、神はこの様な回答をなさった。
『「叱る」ことは、冷静でなければできません。感情的になれば「怒る」ことになるのです〜』
あぁぁぁ、まさに私!なんなら怒るを通り越し怒り狂うという、感情爆発系。やはり壺を仕入れて、クールダウンが必要か。
『感情に任せて「怒る」ことは、残念ながら俳優も子供達もいい方向には導きません。ただ深い傷を与えます。二十代の僕自身の反省を込めて言いますが、感情をぶつけられて怒られた俳優も子供も、成長はしません』
・・・ギクっ。感情をぶつけられた子どもは成長しない・・・感情をぶつけられた子どもは・・・・。
いつも怒っているのは冷静なのだろうか、感情なのだろうか、かなり後者に偏っている自覚あり!
『「叱る」理由は、相手にありますが、「怒る」理由は、相手ではなく自分にあるのです』
なるほど・・・子が機嫌のいい時はこちらも機嫌がよくなるし、その逆も然り。
鏡とまではいかないが、なんとなく引っ張り合うお互いのバイオリズム・・・とは感じていたが、怒るのは自分の方に原因アリとな。
神は原因が自分(母)にあるということに対し、非難ではなく優しさで包み込んできた。
『ちゃんと寝ていますか?身体的に疲れ切っていませんか?朝から晩まで三人の息子さんに振り回されて、精神的に追い込まれていませんか?一人でホッとできる時間を持っていますか?〜略』
・・・か、神ー!!(涙)3児の母を一切咎めることなく、ひたすら心身の心配をされるとは。
『怒る原因が自分』というのは人格や精神の問題ではなく、己のコンディションをさした。
そりゃ3人も育てていたら、その激しさたるや推して知るべし。元が丈夫な母でも寝込ませる力を持つ、男子三人という脅威の組み合わせよ。
怒らないようにしようと己を律するより、自身を楽にする方法を追求せよとのこと。
まずは自分を労る。心身楽になることがひいては家族全員の幸せにつながる。とにかく休めという神のお告げに心が熱くなる・・・。
確かに私も絶不調のときとマッサージ帰りの全能感あふれるときとでは、他者へのアタリは違う・・・。
怒り狂うのは自分の状態がよくない説、ものすごく納得!認めるのは心苦しいが、八つ当たりとも呼ぶ行為。
こりゃイカンと奮起し、最初に飛び込んだのはホットヨガ。壺に比べたら現実的な進展!
思えばこれまでも、気が病んだときはとにかく温めて汗を出しまくる、半身浴や岩盤浴に駆け込んでいたなぁ。
毛穴から心の毒素が出る(イメージ)のか、終わった後は気分爽快に。
時間がない、面倒くさいなど、あれこれ事情は後回しだ。こちら緊急案件、まずは自分の心の平穏を取り戻さねば。
出産後はゆっくり湯船に浸かる習慣も失い、ついには汗腺も衰えてしまったのか、汗すら出なくなった。もう毒素溜まり放題よ。
そんなこんなで週に3回ほどホットヨガに通いまして、久々に体を伸ばして汗をかくと・・・あれほど壺を欲していた私がアイテムいらずの身に!
もちろん怒りは日々あるものの、レベル5がレベル3へと激減。同じ出来事が起こっても、こちらの心の余裕で受け止め方が全然変わりまして。
何なら汗を出し続けなければ!という謎の責任感が高まりすぎて、現在はサウナまで加えてハマる日々となりました^^;
いったい何が目的だったのか、忘れつつある今日この頃・・・。
私はたまたま汗を出すことが心身を整えることに適していましたが、人によって手法は様々。
好きなアイドルを眺めるもよし、無理矢理でも1人の時間を作り休憩するもよし、鍼を打ちまくるもよし。
そんな暇はない方であればあるほど、そんな暇が己を救う。『母の笑顔は家族の幸せ!』をスローガンに掲げ、自分を甘やかすことにしています。