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絵本

子どもに見せるのを躊躇う怖い絵本たち

絵本といえばアンパンマン的な平和さが常かと思っていましたが、世には恐ろしい作品がわんさか出回っていると知った今日この頃・・・。

大人でも怖いヤツが子どもコーナーにシレッと潜んでいたりするので、油断できません。

この記事では、子に見せるには時期を考えてしまうようなホラーな絵本をご紹介しまーす。

三びきのやぎのがらがらどん

まずはソフト系から。児童館の赤ちゃんコーナーにて見かけまして、『わぁ懐かしい〜!この表紙は見たことがある〜!』ルンルン手に取りましたわ。

それもそのはず、こちら累計発行部数270万部という、スーパーベストセラー。人生のどこかで関わったことがある人も多いはず。

ストーリーは忘れてしまったが、ヤギが草原でわちゃわちゃする、シルバニアファミリー的な感じだったかな・・・♪と思ったら、えらい記憶違いで。

悪キャラがこれでもか!とフルボッコにされる話です。『あんたがた、何もそこまでコテンパンにしなくても・・・!』とヤギたちを止めたくなるほど、グロテスクな描写。

シルバニア指数・ゼロ。ハードボイルドな世界観でしたわ〜。真剣平和絵本と並んで置いてあったので、類友かと思いきや異端児枠でしたよ。

まぁ民話は衝撃展開のものが多いし、これしきで驚いてはいかんのか。私も過去に読んだはずなのに、恐怖の記憶としては植え付けられていないので、子どもは単純に楽しめるのかも。

息子が大好きな『ブレーメンの音楽隊』だって、可愛い動物たちが『泥棒が悪さできないように、こらしめてやる!』という大義名分にて彼らのアジトを奪いますからね〜。どっちが盗人なのか、答えが出ない物語です。

不幸な子ども

『あぁ・・・・』という声が口から出そうになります。この世の不幸が次々と少女に襲いかかる、情け容赦ない展開。

どこにも救いがなく、ラストシーンなんて目も当てられません。

小説などでは感情移入しまくって号泣する私ですが、何故かこの絵本だけは淡々と読める不思議・・・。

物語に入り込むというよりは、絵画を鑑賞する感覚に近いのか?

砂漠や極寒の土地などの過酷な場所で生き延びる生物のドキュメンタリーを見た時に感じた、己の存在の小ささ、世界の広さ。

全くジャンルが違うのに、この絵本から同じような壮大なスケールを感じます。

読後感は悪くはなく、かと言って良くもなく、ひたすらの『無』。何だか不思議なのですよ、中毒性があります。

作者が作品を描いたあと4年も制作がストップしてしまったほど、重みある暗い線画も見応えがあり・・・。

並々ならぬエネルギーを投下されたんだなと思うと他の作品も見たくなりますが、やはり怖い・・・^^;心の準備が必要です。

そして子には見せられぬ〜というか、どう捉えてよいかのかわからないかも。せめて中学生からか。

悪い本

宮部みゆきさんが絵本を!?何だかおどろおどろしい表紙だが子どもコーナーに置いてあるし、化け物が一つ二つ飛び出てくるファンタジー系かしら〜。

・・・と思ったら全然違い、道徳的にズシンとくる大人系でした。怪談絵本と書いてありますが、怖さの種類がちょっと違いまして。

生きていたら誰もが直面しそうなことを、ふと考えてしまいそうなことを、さすがの表現で書かれています。

この世で一番悪いことはなんぞや?人によって解釈が違いそうなので、時間を置いてまた読みたくなる絵本・・・が、家に置いておくのには絵も怖いー^^;

一体どんな人が買うんだ・・・と思ってレビューを見てみると、意外にも子供への読み聞かせで活用している人が多数!英才教育!

内容を理解できる子ならばよいが、訳がわからないとトイレ行けなくなる案件です。

いるのいないの

もう一つ怪談シリーズでーす。こちらは正統派!?怪談なので、わかりやすい怖さ。ジワジワ恐怖がやってくる、伝統的なジャパニーズホラーです。

シンプルに大人も怖い。先が何となく読めるがそれでも怖い。1回読んで展開がわかっているのに、2回目読んでもギャー!となるほど怖い。

舞台となる古民家も祖父母の家と重なって、何だか色々と思い出します。

そういえば大人になった今でも怖い夢を見ると、祖父母の家のトイレが舞台だったりします。子どもの頃に抱いていた恐怖が、どこかに残っているんだなーと解釈。

日本家屋の空気、温度もリアルに伝わってくる画力です。怖いのが好きな子どもなら楽しめる王道系。お化け屋敷的なビックリ!が味わえます。

以上、怖い絵本シリーズでした。猛暑にぴったりですね〜。